「合気道×日本武道文化祭2021夏」東京の武道家が再び集結

「合気道×日本武道文化祭2021夏」東京の武道家が再び集結

新型コロナウィルス流行により数ヶ月の間、物理的な距離を置かざるを得なかったため、多くのクラスやイベントがキャンセルされていま、東京したが、先日8月15日(日)の武道家たちが再び集まり、1日間の合気道セミナーと古武術の実演が行われました。

hiden202112

この記事は、「月刊秘伝」2021年12月号に掲載されました。

これは、東京リバーサイド合気道会の主宰者である岡和田宇司氏の発案によるものです。岡和田氏は、今回のイベントを企画した動機につい「単に稽古生を物理的に集めてて、もう一度練習をしたい」ということだけでなく、現代武道や古武道を問わず、日本の武道家同士のコミュニケーションやコラボレーションを促進し、日本の武道を発展させ、多くの人々の生活にプラスの影響を与えることを目的としているとのことでした。

この日、最初にクラスを指揮した木下悦子師範

当日は悪天候130名近い参加者が東京武道館に集まり、公財合気会登録道場を長年運営している講師陣による4つのクラスを受講しました。この日の講師は、「千代田区合気会」の山嶋武師範(八、「合気道木下道場」の木下悦段)師範(六段)、「春風合気道会」の「横浜合気道師将登師範(六段)、のギヨーム・エラール先生(五段)が集結しました。

大塚俊明師範と矢口邦雄指導員による新陰流兵法研心会の演武。

イベントは午後1時に木下悦子師範のクラスでスタートしました。木下師範は、正しいお辞儀の仕方、受け身の取り方、足の運び方など、基本的な練習方法を説明し、参加者が今日一日を有意義に過ごすための理想的な心構えを作りました。続いて、四方投げや呼吸投げなどの技法を使って、その基本を実践してもらいました。

木下師範のクラスに続いて、大塚俊明師範と矢口邦雄指導員による新陰流兵法研心会の演武が行われました。この日の教育テーマに沿って二人は流派の基本的な型の実演に加えて、流派の特徴である袋竹刀について説明しました。

合気道の「後の先」について強調した伊師将登師範。

続いて、伊師将登師範が畳に足を踏み入れました。伊師師範は大津勇人先生に師事しており、師範が開発した、速度、反応性、パワーの向上につながる具体的な足さばきや体の使い方について、非常に詳細な説明をしてくれました。伊師師範はまた、この合気道の中心である「後の先」についても強調しました。

伊師師範のクラスに続いて、小野派一刀流の先輩である海和秀行先生(免許皆伝)と高野洋雄師範(免許)が、特徴的な分厚い鬼寵手を持って畳の上に上がりました。海和師範は、流派の特徴である動きの歴史的な理由や、徒手の技に応用した場合などを丁寧に説明しました。

海和秀行先生と一局野洋雄師範による小野派一刀流の演武。

ギョーム・エラール先生は、彼の師匠であるクリスチャン・ティシエ先生の有名なプロジェクションとアンプのテクニックをベースにしたエネルギッシュなクラスを行いました。エラール先生は大東流合気柔術五段の指導者でもありますが、植芝盛平翁の合気道の特徴を浮き彫りにするために、大東流と合気道の技術の類似性を強調していますが、そのアプローチは完全に現代的なものでした。特に合気道家が相手の安全と幸福に責任を持ち、相手に肉体的にも精神的にも対立から抜け出す方法を提供することを強調しました。

大東流合気柔術五段でもあるギョーム・エラール先生のクラスは工ネルギッシュなものとなった。

最後の演武は、同じく外国人のレアンドロ・ディアス・ナポリタノ氏によるもので、15世紀から続く弓道へきのスタイルである「日置流印西派弓術」の基本を紹介しました。ナポリタノ氏は、稽古における正式な儀式性と、戦場での実用性の両方を伝えました。

レアンドロ・ディアス・ナポリタノ氏による日置流印西派の弓における基本の演武。

この日の最後のクラスは、山嶋武師範によるものでした。山嶋師範は、山口清吾先生に長年師事し、ソフトでありながら直接的な合気道を確立したことで知られています。山嶋師範は、中心から中心へのつながりと、微細な動きが接点から引き起こす比較的大きな効果にこだわりました。山嶋師範のクラスが始まる頃には、5時間近く畳の上にいた人もいましたが、エネルギーは衰えることなく、最後まで全力で取り組みました。

最後に岡和田氏は、講師、演武者、そしてボランティアで参加してくれたさまざまな人たちに感謝の言葉を述べました。また、来場者への感謝の言葉とともに、今後も継続的に開催していきたいと述べました。日本の武道家同士の交流と理解を深めるためにも、このプロジェクトの発展に期待したいと思います。

この日、最後のクラスを受け持った山嶋武師範。山口清吾師範直伝の繊細にして理路整然とした技術が講習された。 

文◎がんばれー日本武道(P・N・)

横浜合気道場

横浜合気道場は、公益財団法人合気会の「公認道場」です。

231-8654神奈川県横浜市中区山手町83

お問い合わせ内容の詳細を[email protected]にご記載ください。

アクセス

稽古時間

横浜合気道場の授業は日本語英語フランス語で行われますので、英語が全く分からない方も大歓迎です。

  • 水曜日 17:00~18:00 - 若者と大人(14歳以上)
  • 金曜日 15:30~16:30 - 2年生から5年生までの子供
  • 土曜日 10:00~11:00 - 子供(6歳から13歳)
  • 土曜日 11:10~12:10 - 若者と大人(14歳以上)
重要:金曜日のクラスは、サンモールインターナショナルスクールに在籍する学生のみを対象としています。 練習は学校の保険でカバーされます。

Select your language